かつて建設現場の足場の骨組みは丸太が主流でした。しかし、今ではその役目を単管パイプに奪われ、需要が激減しています。
足場丸太は10~15cm程の細い丸太を使います。行き場のなくなった細長い丸太は、山にそのまま放置されるか、切って捨てられる事態となっており、大雨が降ると流木として住宅地まで流れ出し、洪水の被害を大きくする原因にもなっています。
このような柱材にも使えない小径木を利用することは、SDGs(持続可能な開発目標)にも繋がる取り組みであり、次世代の地球環境を考えるうえで足場丸太を空間づくりやプロダクトに利用することは大きな意味を持ちます。
そんな中で、国内でも残り数社しかない足場丸太製造元の木原木材店様は、足場丸太の新たなニーズの開拓に取り組んでいらっしゃいます。