2020年11月27日、「知」の蓄積と活用の場 プロデューサー活動支援事業の第3回オンライン討論会に、講師として弊社代表浅野が登壇させていただきました。
※「知」の蓄積と活用の場 プロデューサー活動支援事業については後述します。
今回プラットフォームで開催された討論会のテーマは「製材・流通等の「川中」から工務店等の「川下」におけるコスト削減と流通改革」です。
討論会には、製材・流通に関する事業者や研究者が招かれ、代表浅野は、川中と川下をつなぐマッチング事業者という立場でお話しさせていただきました。
今回の討論会では浅野のほか、北海道総合研究機構 林産試験場の古俣寛隆様と、協和木材株式会社 代表取締役社長 佐川広興様もご登壇になりました。
オンラインによる開催でしたが、画面越しに講師やパネリストの方々の熱量を感じました!
また、他60数名の製材・流通関係者が参加し、最前線多くの人を巻き込んだ討論会だと感じました。
当社代表の浅野の発表はこちらから
当日の発表内容の概要
1. 「木材供給コストシュミレーターによる木質部材価格の試算」
地方独立木材法人北海道総合研究機構 林産試験場 主査 古俣 寛隆 様
地方独立木材法人北海道総合研究機構 林産試験場では、古俣寛隆さんを主査に、林業経営~素材生産~製材~集成材における各生産段階のコスト利益配分の可視化のため、各メンバーでシミュレーションツールを作成しており、古俣様は、製材及び集成材のツールを担当し、討論会ではこちらについてご紹介いただきました。
2. 「国産材集成材生産の取り組みと今後の展望」
協和木材株式会社 代表取締役社長 佐川 広興 様
佐川様は、現在シェアの多い輸入材の集成材に対抗し、国産材の集成材を国内に普及させるにはどうするか、について国産材の集成材を製造する製材事業者としてお話ししていただきました。
3. 「ALL WOOD PLATFORM eTREE 構築への課題と戦略」
株式会社森未来 代表取締役CEO 浅野 純平
現状の木材流通の課題とそれに対する戦略、今後の展望について熱く語らせていただきいました。
代表の浅野の発表はこちらから
各発表の後、パネルディスカッションが実施され、前述した登壇者以外に、パネラーの方も参加し非常に盛り上がりを見せたかと思います。
※「知」の蓄積と活用の場とは、農林水産省が2018年に開始した、農林水産・食品分野と異分野の知識・技術・アイデアを集積することで、農林水産・食品分野にイノベーションを創出・未開拓の研究開発を推進する取り組みです。
「知」の蓄積と活用の場のプロジェクトの一つである「プロデューサー支援事業」のもと、鮫島正浩氏はプロデューサーとして「地域創生に資する森林資源・木材の需要拡大に向けた研究開発プラットフォーム」を立ち上げ、関連する研究開発プラットフォーム間の連携・調整を行っています。